調査用のオビトラップとして活躍しています
厚生労働省の推奨容器サイズ
厚生労働省「蚊の生活史と調査法」1)に記載されているオビトラップ調査に用いるのに望ましい容器は
「口径12~15cm、深さ15~20cm(植木鉢ぐらいの大きさ)、青、緑、茶など暗色のプラスチック容器がよい。木などに固定する場合は小さめ(口径 7~8cm、深さ12~13cm)がよい。上端から約3cmの位置に直径5mm程度の穴をひとつ開けて、降雨で増水したときには徐々に水が流れ出るようにしておく」とされています。
蚊とりんは、口径14.3cm、深さ16.8cm、産卵槽は黒色(幼虫が捕れているか視認できる構造のため成育槽は透明)、増水時の排水穴もついています。
(1)小林睦生、倉根一郎ほか.ウエストナイル熱媒介蚊対策に関するガイドライン.厚生労働省健康局結核感染症課.2003.p.33(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000793398.pdf)
調査用として主要空港検疫所などが採用
衛生研究所、空港検疫所、自治体の害虫を扱う部署で調査用として採用していただいています。ヤブ蚊の発生、デング熱ウイルス、ネッタイシマカの日本への入り込みに関する調査で使用されており、調査結果などを公表している機関では、報告書に幼虫(ボウフラ)調査のためエコデア社製蚊とりんをオビトラップで使用した旨を記載いただきました。2),3)
(2)田崎穂波ほか.成田国際空港周辺におけるネッタイシマカの生息調査.千葉県衛研年報,2016,65,p.63.
(3)新妻淳ほか.成田国際空港における媒介蚊の調査結果(2021年):特に日本脳炎ウイルスI型遺伝子が検出されたコガタアカイエカCulex tritaeniorhynchusの採集および対策について.Medical Entomology and Zoology 73 (2) 43-51, 2022.
自作のオビトラップの問題点を全て解決
大きめのバケツに用紙をセットし自作したり、似たような大きさの容器を探して黒く塗装したり・・・苦労した自作容器をネットでよく拝見します。なかなか調査に適したサイズや仕様の容器は簡単には作れず、また水域が大きすぎるとヒトスジシマカの産卵確率は下がり、小さすぎてもイエカ属の蚊の産卵確率が下がるなど調査対象の蚊にも好みがあって大変です。 蚊とりんがオビトラップの代わりに活躍しますので、自作する労力、材料を集める時間はもう必要ありません。
フロート弁で羽化しても安心
自作のオビトラップ容器では羽化してしまうと蚊の養殖器となってしまう場合があり、線状降水帯発生時や台風、雷雨などの荒天時でも決められた日時に調査、回収が必要となります。
蚊とりんはフロート弁により成育槽から産卵槽へ戻れない構造(特許取得)で、容器内で羽化しても外へ逃げる可能性は1%以下。そのためやむを得ず調査を延期しても羽化した蚊が逃げる心配がなく安心です。
専用台座を使えば安全でより精度の高い調査が可能
調査でご使用の場合は、蚊とりん本体の転倒や荒天時の飛散を防止する専用台座(別売)のご使用をお勧めしています。蚊とりんは満水時でも700gしかないため、強風で転倒したり飛散する場合があります。専用台座は2.2kgで本体を支え、風を受けにくい円形で重厚感がありますのでお子様が興味本位で触ることも防ぎます。調査場所が公園や人流のある場所でも安心してご使用いただけます。
また、コンクリートで蚊とりんを覆うことで直射日光による藻の発生や水の腐敗を軽減します。蚊とりん本体を地面から1cm浮かせ熱伝導を防ぎ、産卵槽側面がコンクリートに接触しない仕様で空気の通り道を確保、過度な水温上昇を抑え産卵確率が上がるように設計しておりますので、より多くの調査数獲得が望めます。
